HRV(心拍変動)による体調管理
最新のウェアラブルデバイスで最も注目されている指標の一つ、HRV(Heart Rate Variability: 心拍変動)を活用したコンディショニング手法について解説します。
HRV(心拍変動)とは
心拍と心拍の間隔(ミリ秒単位)のばらつきのことです。このばらつきが大きい(高いHRV)ほど自律神経が整っており、ストレスに対して柔軟に対応できている(回復している)状態を示します。
活用のメリット
- 客観的な回復度の把握: 主観的な「元気なつもり」と、身体の「実質の疲労」の乖離を埋めます。
- オーバートレーニングの早期発見: 数日間にわたるHRVの急落は、オーバートレーニングや感染症の予兆であることが多いです。
- 練習強度の動的調整: HRVが高い日は高強度練習を行い、低い日は思い切って休息にする「HRVベースのトレーニング」が可能になります。
実践的な見方
- ベースラインの確立: 個人差が非常に大きいため、最低でも2週間の継続的な測定(就寝中が最適)で自分の平均値を知る必要があります。
- トレンドを重視する: 単日の数値に一喜一憂せず、7日間平均などの移動平均が下降トレンドにないかをチェックします。
- 外部要因の観察: アルコール摂取、睡眠不足、精神的ストレスなどは顕著にHRVを低下させます。
推奨されるツール (2026年時点)
Garmin の「トレーニングレディネス」や Oura Ring、WHOOP などの「リカバリースコア」の多くは、このHRVを主成分として算出されています。