トレイルランニングの栄養・補給戦略(2025年最新版)

トレイルランニングの栄養・補給戦略

トレイルランニングはロードランニングよりもエネルギー消費が激しく、地形や天候の変化に伴う胃腸へのダメージも大きいため、緻密な戦略が必要です。

目的とメリット

  • エネルギー枯渇の防止: 長時間の行動でも「ハンガーノック」を防ぎ、最後まで動き続けることができます。
  • 胃腸トラブル(GI症状)の回避: 適切な食品選びとタイミングにより、吐き気や腹痛のリスクを抑えます。
  • 脱水と低ナトリウム血症の防止: 水分と塩分のバランスを保ち、痙攣や意識障害を防ぎます。

具体的な戦略

レース前(カーボローディング)

  • 24〜36時間前: 体重1kgあたり10〜12gの炭水化物を摂取し、グリコーゲンを最大化します。食物繊維を控えることで消化トラブルを減らします。
  • 数時間前: レース開始2〜3時間前に、50〜90gの消化の良い炭水化物を摂取します。

レース中(エネルギー補給)

  • 目標量: 1時間あたり30〜60g(3時間以上の場合は60〜90g推奨)の炭水化物をコンスタントに摂取します。
  • 糖質の組み合わせ: グルコースだけでなくフルクトースを組み合わせることで、吸収効率を高めます。
  • 補給源の多様化: 液体、ジェル、固形物を使い分けます。超ロングレースでは、心理的な満足感のためにリアルフード(おにぎり等)を混ぜるのも有効です。

水分と電解質

  • 水分量: 1時間あたり500〜600ml(暑い場合は750ml)を目安にします。ただし、個人の発汗率(Sweat Rate)に基づいた調整が理想です。
  • ナトリウム: 1時間あたり300〜600mg(暑い場合はさらに増量)を摂取し、電解質バランスを保ちます。

注意点

  • 「練習で試したものだけを使う」: 本番で初めてのサプリメントやジェルを試すのは厳禁です。胃腸が受け付けるか練習で確認しておきましょう。
  • 水分のみの過剰摂取: ナトリウムを摂らずに水だけを大量に飲むと、低ナトリウム血症(水中毒)を引き起こす危険があります。

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